
旧・同潤会アパートの跡地に、建てられた「表参道ヒルズ」。
鳴り物入りでオープンしてから少し経過したが、ここを訪れる人は一向に減る気配を見せない。
「表参道ヒルズ」ができたことによって、従来の表参道が持っていたある種独特の雰囲気が薄れてしまったのは、残念といえば残念だが、一方で、これからのこの地域の展開も注目に値する。
安藤忠雄建築研究所・森ビル設計共同企業体が設計を手掛けたこの「表参道ヒルズ」には、店舗だけでなく、住宅も入っている。住居の総戸数は、38戸とのこと。
建物は地上6階・地下6階の造りになっているが、そのうち住宅部分は、西棟の3階・4階と、東棟の4階・5階・6階。
入居者募集時の広告を見ると、東棟4階の部屋で、専有面積63.87平方メートルで家賃月額63万円。
東棟5階の部屋では、専有面積66.88平方メートルでこれも家賃月額63万円。
広さと、周辺物件の価格だけから考えると、やや高めのような気もするが、表参道の並木道に面しているということと、この建物が持つプレミア的価値を考えれば、おそらく入居者はすぐに埋まってしまったのだろう。
旧・同潤会アパートがそうだったように、今から空きを待つとしてもなかなか入居できる機会は少ないように思われる。